読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



あおのじかん

カケスによって日の入りが告げられ始まる、“あおのじかん”。
日が沈んでから夜が更けるまでの、そのひととき、地球に映える、生きる、すべての“あお”。 アオ、 青、 蒼、 碧。
いよいよ夕闇が夜の闇につつまれて、“あおのじかん”は終わりを迎える。

以下で読み聞かせの推奨年齢にも幅を持たせたように、あるいはそれ以上に、どなたが読んでも美しい“あお”に魅せられる作品です。
いろを見せてくれる、同様のシリーズが他にあればと、つい期待してしまいます。
今回の絵本は外国の作品ですが、特に色の表現が豊富だと言われる日本で育つこどもたち、そして大人になった私たちも、お話だけでなく、こういった作品にときどき触れて、さまざまに感性を育て、磨いていきたいものですね。

イザベル=シムレール・作
石津ちひろ・訳
(原題:The Blue Hour)

薦めたい学年:読み聞かせ Level 0~3
読み聞かせにかかった時間:10分


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