カケスによって日の入りが告げられ始まる、“あおのじかん”。
日が沈んでから夜が更けるまでの、そのひととき、地球に映える、生きる、すべての“あお”。 アオ、 青、 蒼、 碧。
いよいよ夕闇が夜の闇につつまれて、“あおのじかん”は終わりを迎える。
以下で読み聞かせの推奨年齢にも幅を持たせたように、あるいはそれ以上に、どなたが読んでも美しい“あお”に魅せられる作品です。
いろを見せてくれる、同様のシリーズが他にあればと、つい期待してしまいます。
今回の絵本は外国の作品ですが、特に色の表現が豊富だと言われる日本で育つこどもたち、そして大人になった私たちも、お話だけでなく、こういった作品にときどき触れて、さまざまに感性を育て、磨いていきたいものですね。
イザベル=シムレール・作
石津ちひろ・訳
(原題:The Blue Hour)
薦めたい学年:読み聞かせ Level 0~3
読み聞かせにかかった時間:10分
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