読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



サルくんとバナナのゆうえんち

いつもひとりぼっちで森の中、何をしていてもおもしろくないと感じていたサルくんは、あるとき散歩の途中でうっかり落ちた穴の中を進んだところ、バナナ遊園地にたどり着いたのだが、他の動物たちが群れて楽しそうにしているのをよそに、いつも一人きりでいるウサギさんのことが気になった。
そして、ウサギさんが危険に巻き込まれたのを見て助けに駆けつけると、サルくんたちは力を合わせて困難から脱け出すのだった。
気がつくと、バナナ遊園地はもうどこにも見当たらなかったが、サルくんとウサギさん、ふたりの友情は確かなものになっていた。

今日で、1月ももう半分が過ぎました。
お正月も少し前のことのようですが、申年の今年は、意識しておサルさんの話をいくつか紹介していこうと思います。
ネコやイヌ、ネズミなどに次いで、お話のモチーフになることの多いおサルさんがどのように描かれることが多いのか、すこしでも考えながらの読み聞かせになればいいですね。

谷口智則・作

薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:7分半


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