遠い遠い北の国のクリスマス・イヴ、世界中の人にプレゼントを届けるためいそいそと支度をすすめるニコラスおじいさんの靴下に穴が開いていると気がついた小さなハリネズミの夫婦は、彼が受け取る初めてのプレゼントを用意したいと思い、上等の靴下をつくるため、一年をかけて旅に出ることにした。
牧場、紡ぎ場、染場と、どこへでも足を運んで仕事を手伝い、その報酬として目標とする靴下の出来上がりに一歩一歩近づいていった二匹が、気前のいい編み物屋に仕上げてもらった見事な靴下を贈ると、それを見たニコラスおじいさんも跳びあがって喜んだのだった。
また皆で幸せなクリスマスを迎えられたことはもちろん、親切にしてくれた編み物屋さんにも、嬉しいことが起こるようになったのだとか。
西内ミナミ・文
スズキコージ・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1 (クリスマス)
読み聞かせにかかった時間:8分半
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