皆の輪に加われば一目瞭然、一匹だけやせていたブタのフータローは、仲間からバカにされ虐げられる日常がいやで、いっそ他の動物に生まれ変わりたいとまで思っていた。
そこで、自分の悩みを考えに考え抜いてくれるであろうサル博士のところへ相談にいったところ、ポンプでおしりから空気を注入され、見かけが丸々としたためフータローも満足してしまったが、折悪しく吹き始めた強風のために、彼はもちろん飛ばされ大変な目に遭うのだった。
命を失わずに済んだフータローは、元のやせたブタのまま、自分らしく生きていくことをこころに決めたのであった。
よくあるストーリーですが、72ページあるものの1ページにほぼ1文が記されているだけで、ゆっくり展開されていくので、読み聞かせの最中に「なぜだっけ」「どうしてだろうね」と、こどもたちに尋ねやすく、読み聞かせの初期、幼年~小1初めのお子さまたちにおすすめできます。
木島始・文
本田克己・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:10分
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見・ご感想、お待ちしております。