あたまが痛くて、おなかが痛くて、熱があるような気もして……というよりは……そうなればいいなと思うくらい、みほちゃんが学校に行きたくなかったのは、その前日、となりの席に座る怪獣ますだくんが彼女のお気に入りの鉛筆を折ったことに怒って消しゴムを投げつけたものの、きっとまた仕返しをされると心配していたから。
ところが、みほちゃんが渋々学校へ向かうと、ますだくんは乱暴に、テープで直した鉛筆と「ごめんよ」の言葉をくれた。
その時から、みほちゃんには、ますだくんが怪獣に見えなくなりはじめたのだった。
漫画のような絵本で、そのためか、こどもたちにも人気です。
助詞が正しく使われていなかったり、ストーリーと会話が区別なく書かれていたりと、教育上は困った点も少し見受けられますが、内容がいいのでお薦します。 読み聞かせ、一人読み、どちらでも構わないでしょう。
ますだくん視点で描かれた『ますだくんのランドセル』もご一緒にどうぞ。
武田美穂・作
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:3分
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