読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



ライオンのおもさはかれる?

ライオンを持ち上げようとするときに感じられる重力や、板に乗るパンダを運ぼうとするときの摩擦力。
普段あるはずのないシチュエーションの中で、先の問題を解決していく知恵として[てこ][車輪][滑車]を紹介する、実地の物理学。
すでに生活の中に埋没し「あたりまえ」になってしまっている“便利さ”の基盤を教えてくれているような作品である。

筆者あとがき「もっとよくしるために」まで読み聞かせてあげてください。
作中に出てきた知識を覚えるだけよりも、あれもこれも、多くの場所で今回の知恵が応用されていることに気付くよう、身の回りを眺めることが促されています。
そのため、内容は多少難しいですが、2年生~3年生向きと設定いたします。

ロバート=E=ウェルズ・作
せなあいこ・訳
(原題:How Do You Lift A Lion ?)

薦めたい学年:読み聞かせ Level 2
読み聞かせにかかった時間:6分半


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