読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



地球をほる

夏休みに、冒険好きな少年二人は、地面に穴を掘って、掘って掘って…  アメリカはケンタッキー州まで掘り進むことを計画・実行する。
しっかり者の二人と英語に堪能な姉一人は、家族の協力もあって、順調に作業を進め、ついに目的地・地上へと這い出たのであった。

ただ、それだけの“incredible(信じられない)”ストーリーではありますが、日本側から熱心に読み進めていくと、アメリカ側に着いたときにはいつの間にか絵本が逆さまになっていたり、工夫されていて楽しめるでしょう。
また、地球が丸く、私たちの立っている裏側にも世界そして生活が広がっていることを、こどもたちが仮の体験を通して学ぶこともできるように思います。
アメリカにたどり着くと英語のセリフがたくさん出てきますが、読み聞かせの際は、併記されている和約を読めばそれでよいでしょう。

川端誠・作

薦めたい学年:読み聞かせ Level 2
読み聞かせにかかった時間:5分


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