読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



道草をたべる人

学校が終わると習いごとへ直行し、お迎えがあって帰宅・就寝すれば、また翌日…と、道草する余裕もないこどもたちが多いように思います。
まっすぐ一直線な歩みと、寄り道をたくさんしてくるのと、あとで振り返ったときにどちらが豊かに映るのか、生ききっていない私にはまだ分かりませんが、周囲が「せかせか」しているなら「ゆったり」してみる、他が「フラフラ」しているように見えたら自分は「キュッ」と締める、そんな意識といっしょに道草する余裕も持てればいいのかもしれません。
今!今!今!  の視野から、ちょっと離れてみる。
それがいつでも大切なのでしょうね。


『ミチクサ』
田中てるみ・文
植田真・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 2


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