小さいもの大好きな女の子ルースは、ある時、校庭で小さな小さなカメラを拾い、その素敵なアイテムをすっかり気に入ってしまう。
すると、ほどなくして落とし主が友達のマーティンだと分かるのだが、その可愛いカメラがどうしても欲しかったルースが自分のものだと言い張り、返そうとしなかったので、カメラは結局どちらの手にも渡らず、先生に預かられるところとなる。
その後一日、すべてのバランスを失ったように過ごして感じた罪の意識と、後悔のあとに湧いた告白への不安に苦しんだルースだったが、正しく打ち明けられてからは、重かった気持ちや遠かった景色も元通り、いや元以上に良いものになったのであった。
ローラ=ランキン・作
せなあいこ・訳
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見・ご感想、お待ちしております。