なんだか起きるのも憂鬱な冬の寒い朝、ぶちもようの犬ペトラが、まだぼんやりした頭で気がついたのは、いつもとちがう自分。
ぶちの一つが、自分の胸にいたはずのブチがいなくなっていることのショックが勝って、実はブチが雪の世界に出てみたがっているのだと知ってからも、それを許容できないペトラは、無理にブチを戻そうとするも、とうとう根負けし、それのために窓を開けた。
やがて春になり、いつもと変わらない環境にブチが戻ってきたとき、ペトラは外での冒険のにおいとブチの成長した様子とを感じ取りながら、本当の「尊重」と「大好き」について学んだ気がしていた。
こどもと読める、親のための本かもしれません
マリア=ニルソン=トーレ・作
ヘレンハルメ美穂・訳
読み聞かせ Level 1
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