読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



ゆめくい小人

いちばんよく眠る者が王様となる、まどろみの国。
その姫君でありながら、夜ごと悪い夢にうなされ、本来の務めから長らく遠ざかっていた小さな娘を心配した王は、有用な知恵も得られず苦悩を続けていたが、いよいよ自ら旅してたどり着いた世界の果てで、不気味な青白い小人、夢を喰う存在に出会う。
小人の指示した奇妙な呪文は、しかし確かに姫の悪夢をすっかり取り除いたため、同じように苦しむこどもたちのためにと、王はその経緯に呪文の文言を添えて本に仕上げたのだった。

「それが つまり この本です。」

ミヒャエル=エンデ・文
アンネゲルト=フックスフーバー・絵
さとうまりこ・訳

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1


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