いちばんよく眠る者が王様となる、まどろみの国。
その姫君でありながら、夜ごと悪い夢にうなされ、本来の務めから長らく遠ざかっていた小さな娘を心配した王は、有用な知恵も得られず苦悩を続けていたが、いよいよ自ら旅してたどり着いた世界の果てで、不気味な青白い小人、夢を喰う存在に出会う。
小人の指示した奇妙な呪文は、しかし確かに姫の悪夢をすっかり取り除いたため、同じように苦しむこどもたちのためにと、王はその経緯に呪文の文言を添えて本に仕上げたのだった。
「それが つまり この本です。」
ミヒャエル=エンデ・文
アンネゲルト=フックスフーバー・絵
さとうまりこ・訳
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
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