読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



もりでいちばんつよいのは?

森の奥深くをいく小さなねずみは、天敵のキツネやフクロウ、ヘビにとっては正に歩く“ごちそう”だが、このねずみが自らを森の恐ろしい生き物「グラファロ」の友達だと伝えると、彼らも一目散に逃げ出してしまうのだった。
空想のケダモノ「グラファロ」の影をちらつかせることで、なんの心配もなく森を闊歩していたねずみだったが、その時、目の前にねずみが好物だという恐ろしい怪物が現れた・・・。
知恵ある小さき者が大きな者を圧倒する典型的なストーリーだが、コミカルな絵とリズミカルな読み聞かせに、こどもたちもきっと夢中になることだろう。

ジュリア=ドナルドソン・作
アクセル=シェフラー・絵  久山太市・訳
(原題:The Gruffalo)

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1




0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見・ご感想、お待ちしております。