読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



竜の子ラッキーと音楽師

ふとした偶然から、今にも孵りそうな竜の卵を見つけた音楽師は、自らの奏でる音色によってそれに力を与え、殻をやぶらせることに成功、親を知らない竜の子にラッキーと名付け、それ以降大事に育てながら世界を旅して歩いた。
ところがある晩、旅の見せ物師に目をつけられたラッキーは誘拐され、望まない芸当をさせられたうえ売られていくという、みじめな生活を送ることになる。
一方の音楽師も、生きがいを失ったことで明るい演奏をも喪失し、貧しい生活の中ラッキーを探し続けるのだが、再び出逢えた“ラッキー”を自らの元に引き寄せたのもまた、他ならぬ自分自身の力、音楽師の奏でる美しい音色だったのである。

ローズマリ=サトクリフ・作
エマ=チチェスター=クラーク・絵
猪熊葉子・訳
(原題:Minstrel and the Dragon Puppy)

薦めたい学年: 読み聞かせ Level 3


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