家族を送り出したお母さんは、その後も一日中家事に大忙しで、ねこの手も借りたいほど。
そこへ本当に現れたしましまねこは、“なんでも”お手伝いできるという、なかなかのしっかり者だったが、仕事が始まってみると失敗も多く、ねこは反省から家を後にする。
それでも、お母さんはねこを引きとめたのだが、それは仕事ができなくても、お母さんに癒しと、一緒に楽しくご飯を食べる相手とを、このねこが与えられたからなのであった。
竹下文子・作
鈴木まもる・絵
薦めたい学年:2年生~3年生初
物語・78ページ
お手伝いしようとしても上手くいかない、そんなこどもたちの姿と重なりました。
お手伝い自体はできなくたって、意外なところで相手のためになることがある。
そういう“ゆとり”をこどもたちに教えることにもつながる一冊です。
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