読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



はしれ!ショウガパンうさぎ

ある日、娘のメアリを小学校へと送り家に帰ってきた母は、庭先でそれは大きなうさぎを見かけた。
そこで、その感動を伝えるべく、彼女は娘のためにショウガパンでそっくりなうさぎをこしらえたのだが、ふと意思を持ったそれは、巨人(=母)に食べられてしまうわけにはいかないと、全速力で逃げ出したのだった。
アメリカで昔から様々な形をとって語られるショウガパンの物語に乗せて、自由を求めただひたすらに走る何者かの姿を描いた作品。愛らしい絵にも注目だ。

ランダル=ジャレル・作
ガース=ウィリアムズ・絵

薦めたい学年:3年生後半


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