読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



ゆうびんサクタ山へいく

都会に引越してきた5才のサクタは、お山のお家に住むおばあちゃんからの手紙が嬉しくて、毎日ポストに自分宛ての郵便が届くことを心待ちにするようになる。
秋のある日、手紙と一緒に手作りビスケットを受け取ったサクタは、おばあちゃんへお礼の手紙を書くことにしたが、早く届けたい一心から、郵便配達の車に乗り込んでしまう。
局員に驚かれながらも、なんとかおばあちゃんの元へ届けられた手紙とサクタは、おばあちゃんの想い出が詰まった山の家で、温かい時間を過ごしたのだった。

いぬいとみこ・作  いせひでこ・絵

薦めたい学年:1年生後半~2年生


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