読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



さとるのじてんしゃ

「自動車の走る通りでは乗らない」というお母さんとの約束のもと、憧れの自転車を手に入れたさとる。
ところが、乗りなれてくるやいなや、 “約束”を忘れて通りに飛び出し、危うく事故に遭いそうになったため、大切な自転車は楽しみとともに物置にしまわれてしまうことに。
その後、ルールをしっかり守り、その上で練習を重ねることで、もっと自転車を楽しむことができるのだと学んださとるは、ベルの音と同じように清々しい気持ちで、改めてペダルを漕ぎはじめたのだった。

大石真・作  北田卓史・絵
薦めたい学年:1年生後半~2年生

お調子に乗って、約束を守らないことの出てくる年齢のこどもたち皆に読んでもらいたい作品です。


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