ウォートンとモートンは、ひきがえるの兄弟。
真冬のある日、モートンの作った「カブトムシの砂糖菓子」に舌鼓を打ったウォートンは、冷たい風や降り積もる雪も顧みず、その絶品お菓子をトゥーリアおばさんにも味わわせるべく、白銀の世界へと出て行ったのだが、その道中で、性悪みみずくに捕えられ、楽しみな「火曜日までのお客様」になってしまう。
火曜日まで重ねられた心温まる交流、しかしながら「ごちそう」である運命から逃れられない緊張感、そして命運を分ける脱走劇から生まれた友情とが、それぞれ見事に描かれたシリーズ第1作。
ラッセル=E=エリクソン・作
ローレンス=D=フィオリ・絵 佐藤凉子・訳
(原題:A Toad for Tuesday)
薦めたい学年:3年生半ば〜4年生初
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