読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



火曜日のごちそうはヒキガエル

ウォートンとモートンは、ひきがえるの兄弟。
真冬のある日、モートンの作った「カブトムシの砂糖菓子」に舌鼓を打ったウォートンは、冷たい風や降り積もる雪も顧みず、その絶品お菓子をトゥーリアおばさんにも味わわせるべく、白銀の世界へと出て行ったのだが、その道中で、性悪みみずくに捕えられ、楽しみな「火曜日までのお客様」になってしまう。
火曜日まで重ねられた心温まる交流、しかしながら「ごちそう」である運命から逃れられない緊張感、そして命運を分ける脱走劇から生まれた友情とが、それぞれ見事に描かれたシリーズ第1作。

ラッセル=E=エリクソン・作
ローレンス=D=フィオリ・絵  佐藤凉子・訳
(原題:A Toad for Tuesday)

薦めたい学年:3年生半ば〜4年生初


0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見・ご感想、お待ちしております。