読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



新年のご挨拶

新年おめでとうございます。
本年も、昨年同様、よろしくお願い申し上げます。


一年一年で、国語開化塾は、新しい目標というものを特に掲げておりません。
「作文が独立した教科の一つ、教育の中でも優先されるべき内容の一つ」と一般に考えていただけるようになる日まで、その動きをリードする立場として、課題作成と実践を繰り返すばかりです。

昨年10月には、都内・代官山に教室を構えることができましたが、それも上の大きな目標を追う中で、導かれるように拓かれた道でした。


代官山教室での年内最終授業は、体験授業でした。二日続けて2年生の男の子を迎え、作文と読み聞かせを行いました。
一日目の読み聞かせに用意したのは、ブログ「本の好きなこどもを育てる」でもご紹介した『ちぐはぐソックス』。
じつはその体験授業の始めから終わりまで、私もちぐはぐソックスで挑んでいたのですが、読了後にスリッパをぬいで足元を見せたところ、少年の目の奥が光りました。

新年早々、足の写真で申し訳ございません。


そして翌朝、再び来室した彼の足は、ちぐはぐソックスで見事に飾られていました。皆とは違うことをあえてする興奮もあったでしょう。表情も前日より少し勇ましく映りました。



作文はもちろんなのですが、読書も文字を読むことに止まらず、読後の意見交換体験を通して特別なものにしていくのが当塾の構えです。
昨年末に出版された『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』などでも作文教育や読書指導について書かれていますが、とにかく長い目で成長を見ようとする古くて新しい教育として、作文:日本語のwritingが広く注目されるものになるよう、国語開化塾も邁進します。


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