娘をかくまい鬼と対峙した母は、煎った豆を投げつけながら、それを育て花を咲かすことを娘を返す条件としたので、その日から何年もまじめに努力した鬼も、とうとう豆を見るのがいやになって、おふくのことをあきらめた。
その話が伝わり、村の者たちが鬼の嫌いな豆を家のまわりに撒くようになったのが、節分の豆まきの始まりなのだとか。
なんだか、後半はまじめな鬼の姿が描かれていました。これから節分で豆を投げつけるのも可哀そうかなと思えるほどに。
多くの場合、悪い者の代表として描かれる鬼。
“鬼”とは、一体何を表しているのでしょうね。大きな子たちとなら、考えてみるのもよいでしょう。
谷 真介・文
赤坂三好・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 2(節分)
読み聞かせにかかった時間:10分以内
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