降ったばかりの雪のように真っ白なヤギのシラユキさんは、編みものが大好きで、いつもヤギの毛糸から靴下を作っていたが、ある日ヒツジの奥さんにバカにされると、怒りにまかせ自分が何を編んでいるのか分からなくなってしまった。
そのまま作り上げたオオカミがヒツジをぺろり食べてしまったことで冷静さを取りもどすと、シラユキさんはトラを編んでオオカミを退治し、うっかりトラに襲われそうになると今度はそれを丸飲みできるほどのモンスターを編み上げたので、事態はなんとか治まった。
すべての毛糸を一息にほどくと、ヒツジは救出され、シラユキさんの実力を認めたので、彼女も大満足だったが、浮かれて作りはじめたのは、また事件を予感させるものだった……。
冬に読みたい絵本ですね。ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、オランダ銀の絵筆賞を受賞しています。
終わりのページから、後に続きそうな事件を自由に考えてもらうと楽しいですよ。
こちらもご覧ください。
アンネマリー=ファン=リンゲン・作
野坂悦子・訳
(原題:Sbeeuwwitje Breit een Monster[蘭])
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:5分強
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