行く先々での話から、彼の生き方と想いに触れ、最後までサトルのそばにいると誓ったナナと、そばにいてほしいと最後になってナナに願ったサトルは、終わりのはじまりを迎える前の、旅の終わりをふたりで楽しんだ。サトルは病気だった。
サトルが日に日に痩せ衰えていくあいだ、“一番サトルを愛している猫”を自負するナナは、彼に拾われた自身の幸せを喜び、またいつか約束の場所で会うことのできるサトルの安寧を願って、その命の尽きるのを見送ったのである。
猫のナナを語り部として、お話が進んでいきます。
読みやすいですが、内容的に、こどもたちに与えるのなら6年生以上~中学生向けでしょうか。
それ以下では、感情の機微を読み取れず、よくある感動ストーリーとして読み終えてしまう気がします。
有川浩・文
村上勉・絵
薦めたい学年:6年生〜中学生以上
物語・左から全271ページ/352ページ/111ページ(児童向け単行本)
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文庫版 |
単行本(児童向け) |
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