冬のある朝、しずちゃんは、いつもと同じように目を覚ましながら、いつもとは違うその静けさに、予感した。
外を一面覆ってまだしんしん降る雪に、車も鳥も、すべての音は、すいこまれていく。
静かな静かな朝の、しずちゃんの「うふふ」。
大人になると、とくに都会での暮らしになれると、それが生活に及ぼす悪影響ばかりをつい考えてしまいますね。
でも雪はいい、まっしろで、しずかで。
こどもの頃の小さな興奮を、この何でもない絵本が思い出させてくれます。
村上康成・作
薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:2分半
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