読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



だんろのまえで

雪の降る中、山で道に迷い歩き疲れた少年が、ふと見つけた一本の木の家では、動物たちが、まるで生きているように燃える暖炉の火を囲んで、あたたまっていた。
何も話さず、火のうごきを眺め落ち着いてきた彼は、疲れても無理せず休めるその場所が好きだと素直に思ったが、その“好き”になる気持ちが、どこでも、どんな時でも自分を支えてくれるのだと、うさぎから教わるのだった。
目が覚めると、少年は日の光が注ぐ雪原に、元気いっぱいとびだしていった。

小さい子向けの読み聞かせ用絵本です。 1年生くらいまでの子に。
だれかにくっつきたくなる寒い冬におすすめ。 しかし、しっかりした内容が隠れています。

鈴木まもる・作

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:4分半


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