読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし

ある時代、ある地方のインドで、いつか訪れる飢饉のためにと自ら収穫された米の管理に乗り出した王様だったが、集めることにばかり積極的で、実際に飢饉がおこり臣民が苦しみはじめても約束を無視し続けたので、賢い村娘ラーニは一計を案じる。
王が運ばせる米のかごからお米がこぼれているのを見つけたラーニは、それを拾い一度王様に返すことで、褒美として1粒のお米と、それから30日間、翌日には前の日の倍のお米をもらうこととを王に約束させ、村娘相手に威厳を保とうとする王から、それはそれは考えられないほどの米粒を奪還することに成功した。
それからというもの、自らの行いを反省した王によって、その地は賢く、正しく治められるようになったのだった。

これも早く与えればいいという本ではありませんね。 九九を言えるのと、かけ算のイメージを豊かに浮かべられるのとでは、大きな差があります。 後者であれば大いに楽しめる、そんな図書です。
読み聞かせなら2年生後半~3年生、一人読み用として4年生(「大きな数」学習時)で読み返してみるのもよいでしょう。
美しいイラストも素敵な絵本です。

デミ・作
さくまゆみこ・訳
(原題:One Grain Of Rice: A Mathematical Folktale)

薦めたい学年:読み聞かせ Level 2
読み聞かせにかかった時間:8分半


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