町はずれにある小さな床屋で、バルバルさんは毎日チョキチョキ、ショリショリ、訪れる人々の髪を切ったりひげをそったりしていた。
ある日、朝一番から閉店まで、来るお客さん来るお客さん皆、悩みを抱えた動物ばかりだったのだが、バルバルさんは熱心に対応し、それが何者かによる看板へのいたずら書きから始まったのだと気がついても、怒るどころか、そのままにしておくことを決める。
おかげで、バルバルさんのお店には引き続きさまざまな来客があり、いつも楽しげなのであった。
乾栄里子・文
西村繁雄・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:5分半
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