「ほんとうのことは、すっとうけいれられないこともあるの。でも、そこにやさしいきもちがこもっていれば、ちょっとでものみこみやすくなるわ」
本当のこともなかなか言えない人、あるいはリビーのように何でもズケズケ言ってしまうばかりの人が多いように感じます。特に日本では。
前者の場合は、繊細なものを持っているために、「コレを言ってしまうとカドが立つ」という意識ばかりが先に出てしまう結果、後者は、そういった周囲への過度な反発、もしくはその圧倒、強がりによるものなのかもしれません。
しかし、指摘・発信していくことは建設的に良いものをつくり上げるための“最短・最適なルート”として重要なのであり、皆がそれをできるようにする必要のある、幼少から社会に出ていくまで一貫して教育していかなければならない技術・能力なのです。
所属するコミュニティの中で、思いやりや向上心をもって“ほんとうのこと”を言うのは、やさしい「ものつくり」「環境づくり」と言えるのではないでしょうか。
『ほんとうのことをいってもいいの?』
パトリシア=C=マキサック・文
ジゼル=ポター・絵
ふくもとゆきこ・訳
薦めたい学年:読み聞かせ Level 3
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