読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



おじいちゃんの口笛

”おじいちゃん”というものを知らない少年ベッラは、友人の無邪気な提案のままに老人ホームへと赴き、そこで出会ったおじいさんニルスを”おじいちゃん”と呼び始めるが、身寄りなく孤独を感じていたニルスもこれを受け入れ、彼を可愛がるようになった。
やさしい交流を重ね、孫としておじいちゃんにしてもらえることを一通り体験したベッラと、静かな生活にまた嬉しい刺激を得たニルス。
やがてニルスが亡くなりベッラが感じたのは、少しの切なさと、とてもいい風だった。

ウルフ=スタルク・文
アンナ=ヘグルンド絵

薦めたい学年:4年生


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