ちょっと太っているからって“デブソーセージ”とバカにされ、また何をするにしても「ぼくにはできない」と引っ込み思案な男の子ハンノーは、ある日の帰り道、同じような境遇からドラゴンの国をでてきたという小さなドラゴンと出会う。
人間の世界のすべてが珍しく、すぐに「みせて」「やってみたい」とせがむちびドラゴンに対しても、「ぼくにはできない」を通そうとするハンノーだったが、その押しの強さに渋々取り組んでみると、ちびドラゴンにはいつも喜んでもらえた。
何事も一緒に楽しめる友達が一人でき、何をするにしても少しずつ“自信”を得ていくことに成功した時、ハンノーは自分の可能性が拡がったことをどこかに感じていたのだった。
イリーナ=コルシュノフ・作
酒寄進一・訳 伊藤寛・絵
薦めたい学年:2年生半ば~3年生
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