いつもぼんやり、じぶんの意見も積極的に言うことのない賢は、いつも通りぼんやりと授業をやり過ごしていたある日、サイレンの音を合図に、自分が茨に囲まれた別世界へとうつったことに気がついた。
賢は自分の茨を取り除き、同じように茨に取り囲まれ眠っているクラスメイトたち、そして学校中の友達を解放していくことになるのだが、そこにはいつの間にか活動の中心人物として積極的に動いている賢、また普段学校で目にするのとは違う友人たちの姿があった。
友達との助け合いの大切さとともに、気付かぬうちに、あるいは意識的に閉じ込めている“自分”に気付き解放してあげることの素晴らしさを伝える物語。
岡田淳・作
薦めたい学年:4年生半ば~6年生初
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