読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



かたあしだちょうのエルフ

一息に1000メートルも走ってしまう足自慢のだちょうエルフは、こどもたちとの時間を大切にし、周囲からも頼られる、優しく強いダチョウだった。
ところが、ある日ライオンと遭遇し、皆を危機から守るため、自らの体を呈して闘ったことで、その足を失い、誇りや人気、さらには大切にしていたこどもたちとの触れ合いまで失くすことになる。
照りつける太陽の下、ただ痩せ乾くだけだったエルフは、こどもたちが黒ヒョウに襲われるのを、再び我を忘れて助けに入った後、そのまま背の高い立派な木に姿を変えたのであった。

おのきがく・作

薦めたい学年:2年生


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