一息に1000メートルも走ってしまう足自慢のだちょうエルフは、こどもたちとの時間を大切にし、周囲からも頼られる、優しく強いダチョウだった。
ところが、ある日ライオンと遭遇し、皆を危機から守るため、自らの体を呈して闘ったことで、その足を失い、誇りや人気、さらには大切にしていたこどもたちとの触れ合いまで失くすことになる。
照りつける太陽の下、ただ痩せ乾くだけだったエルフは、こどもたちが黒ヒョウに襲われるのを、再び我を忘れて助けに入った後、そのまま背の高い立派な木に姿を変えたのであった。
おのきがく・作
薦めたい学年:2年生
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