すっぱいもので成長する、モグラのようなモグラでないような生き物。
これを“オトトイ”と名付けた双子の小学6年生ミカとユウスケは、成長の始まりを実感し揺れながら、その先にある“大人”を意識しながら、しかし各々の考えに忠実に、天真爛漫な生活を送っている。
身体の変化、家族のつながり、淡い恋心など、私たちにも確かに悩んだ経験がありながら、おとといのことのようにおぼろげになってしまった“あの頃”を描いた作品。
軽さも感じるが、爽やかな佳作といっていいでしょう。
伊藤たかみ・作
薦めたい学年:5年生〜6年生
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