読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



みっつのねがいごと

食べ物は十分になくても、仲むつまじく暮らす木こりの夫婦が、ある朝、木の下敷きになって困っている小鬼を助ける。
そのお礼に三つの願いごとを叶えてくれると約束してもらった夫婦は、ぜいたくな生活を夢みて家路に着くが、腹を空かせた夫が鍋いっぱいのソーセージをふと願ってしまったことから夫婦のケンカが始まり、二つ目の願いも叶えられてしまう。
願いごとを予期せぬ形で消費してしまった夫婦が、最後に望んだものは、もっとも身近で平穏な幸せだった。

マーゴット=ツェマック・作/絵
小風さち・訳

薦めたい学年:1年生


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