食べ物は十分になくても、仲むつまじく暮らす木こりの夫婦が、ある朝、木の下敷きになって困っている小鬼を助ける。
そのお礼に三つの願いごとを叶えてくれると約束してもらった夫婦は、ぜいたくな生活を夢みて家路に着くが、腹を空かせた夫が鍋いっぱいのソーセージをふと願ってしまったことから夫婦のケンカが始まり、二つ目の願いも叶えられてしまう。
願いごとを予期せぬ形で消費してしまった夫婦が、最後に望んだものは、もっとも身近で平穏な幸せだった。
マーゴット=ツェマック・作/絵
小風さち・訳
薦めたい学年:1年生
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見・ご感想、お待ちしております。