読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



番ねずみのヤカちゃん

兄妹の中で一匹だけ、とんでもなく大きな声が出てしまうヤカちゃんは、その持て余すほどの大声のために、借り住まい先の人間たちにまで、その存在に気付かれてしまう。
ヤカちゃん家族を追い出そうと策を弄する家主と、お母さんの教えによってそれらを回避していくヤカちゃん。
迷惑でしかなかった大声が周囲に認められ、ヤカちゃんが自身の存在意義を確認するまでのお話。

リチャード=ウィルバー・作 (原題:Loud Mouse)
松岡享子・訳  大社玲子・絵

薦めたい学年:2年生初〜半ば
※より小さなお子様への読み聞かせにも適した本です。


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