2011年3月11日、午後2時46分に起こった巨大な地震は、津波を引き起こし、雪の降る中を寒さ怖さに震えながら丘の上へと逃げていた、宮城県石巻市立大川小学校のこどもたちと教員とを飲み込んだ。
どの子にも等しくあったのは、こどもらしい無邪気、大きくなることへの憧れ、そして周囲からのあたたかな眼差しである。
それらを忘れることなく胸に持ち続けるお母さんたちが、潮の引いた丘の上、涙まじりの愛で育てる、枯れないひまわりたちの話。
これを読み聞かせ、こどもたちとの間に少しでも“生きている”ことの当たり前に感謝できる会話があることを望みます。
文・ひまわりをうえた八人のお母さん
葉方 丹
絵・松成真理子
薦めたい学年:読み聞かせ Level 3
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