読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



ちび象ランディと星になった少年

象のランディと初めて出会った時から、こころ通じる気がしていた「ぼく」は、仲良しの小象と一層深くわかり合うため、ずっと寄り添うため、象使いになる勉強を始める。
しばらくのあいだ離れ離れで暮らすことにはなっても、互いを想い、こころで話し、気持ちを伝え合いながら再会の日を迎えてからは、幸せな暮らしが始まったように思われたのだが、交通事故により、ランディと「ぼく」の生活は、唐突に終止符を打たれることになった。
生涯ランディに寄り添う約束をしていた「ぼく」は、空からその愛する象に届くよう声を掛けつづける、 「ランディ、パイ!パイ!」と。
※「パイ!」……タイの言葉で「(前へ)進め」

坂本小百合・原案
ごとうやすゆき・文
ミヤハラヨウコ・絵

薦めたい学年:読み聞かせ Level 2
読み聞かせにかかった時間:5分強

柳楽優弥さん主演の映画「星になった少年」としてご存知の方も多いのではないでしょうか。この絵本版は、ずいぶんシンプルな仕上がりになっています。
“日本初の少年象使い”として夢にむかって歩みを始めながら、はかなくも逝ってしまったその短い生涯を、お母様自ら綴られた作品です。
絵本の原案となった、同タイトルの単行本は、フリガナがついて小学生でも親しめるようになっています。



 
 

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