読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



木と日本人 シリーズ全3巻

富山和子著『森は生きている』(シリーズ「自然と人間」)の読書時に、こどもたちに併せて読むよう勧めています。
国土の七割を森林が占めると教わる、森の国・木の国と自称したくなるような私たちの日本、世界に冠たる森林国で、昔からどのように使われて、木が我々の生活に寄与してきたか、どのような贈りものをくれたかということを、豊富な写真と詳細な説明で見せてくれる、絵本サイズの資料図書です。
一番身近で、だからこそ知っているつもりになりやすい木や森について、改めて興味を持たせてくれるものだと思います。字の通り、適所がよく分かるシリーズです。

ゆのきようこ・文
長谷川哲雄・樹木画

薦めたい学年:4年生後半~中学生


  

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