読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



言葉の使い分け辞典

同音異義や異字同訓のことば、類義語、対義語、そして読み方を変えると意味が変わることばが、全240ページ、オールカラーで多数紹介されています。
国語開化塾では、およそ小学6年生半ばから意見文作成の指導が始まりますが、上に挙げたような豊富な語彙群が頭にあり、“いま言いたいこと”に合わせて、さらに説得力を持たせて適切な語を用いられたり、言い換えや対比を駆使したりということができなければ、たとえ立派な意見でも、書き上げた文章から薄っぺらに評価されてしまう点、注意を促しています。

同音異義語
類義語

対義語
読み方で意味が変わる語

テレビ番組にも多数出演されている教育学者で明治大学教授の斎藤孝氏も「語彙力こそが教養である」と述べていますが、作文指導の現場にいて、その通りであると確信しています。
当室でも“知っている”だけでなく“使える”ということに重きを置いて、こどもたちが語彙と対峙する時間を設けていますし、作文はその実践の場にもなっています。
そんな教室の本棚に自信をもって並べ、こどもたちに手に取ってもらっている一冊が今回紹介の辞典というわけです。


   

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