月のきれいなある晩、退屈しのぎに初めてケージの外へと出てみたハムスターのハモが家の中を歩きまわっていると、飼い主ケイちゃんの大切にしていたおもちゃのロボットを洗濯機の裏に見つけるのだが、それは壊れ、息も絶え絶えであった。
そこで、ハモがその修理のため、そしてケイちゃんの笑顔のため、夜毎ロボットのもとへ通いつめ、できることから少しずつ作業を重ねていくと、ある朝ついにロボットは再び歩み出し、ケイちゃんの手の中へと帰っていった。
そのため、毎晩夜通し働き詰めだったハモも、その日からは、再び安心して寝入ることができるようになったのだった。
思い立ってすぐ行動するハモくんの様子や、モノを大切にするこころが、絵本からまっすぐ伝わってきます。
たかおゆうこ・作
薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:10分
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