読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



わたしはあかねこ

両親や兄弟とは全く似ても似つかない、真っ赤な姿で生まれたあかねこが、その容姿の違いに家族をはじめ皆から溜め息つかれたり、それを面白がられたりしても平気だったのは、人とは違う赤色の、そのままの自分が好きだったから。
それでもある日、自分らしさを理解してくれようとしない家族のもとを、彼女は一人離れることにし、林を抜けて川を渡り、山を越えた先のある町で、あおねこくんとの出会う。
初対面で自分の赤い毛並みを褒めてもらえたあかねこは、それからというもの、いつも一緒に過ごすようになり、にじ色のこどもたちを授かったのだった。

サトシン・文
西村敏雄・絵

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:4分半


0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見・ご感想、お待ちしております。