薬草集めを生業とする男が、あるとき森の中を歩き回った帰り道、娘を先に帰らせて沼で夕飯の魚を釣っていくことにしたものの、思うようにいかないことから腹立ちまぎれに石を投げ入れたところ、何者かに沼の中へと引きずり込まれてしまう。
すると、そんなことはつゆ知らず一人夕飯の支度を進める娘のもとへ、父の姿をした河童が現れ襲いかかったのだが、すんでのところでこれを撃退。 父も無事であった。
聞けば、父親の投げた石が河童の子に当たり死んでしまったということだったが、ありがたいことに、沼に倒れていた河童の子は気絶していただけだったため、父は薬草を与えて詫び、娘も彼らのためにきゅうりをたくさん用意したのだった。 めでたしめでたし
杉山亮・文
軽部武宏・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 2 (夏)
読み聞かせにかかった時間:7分半
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