アントン・ベリー少年は、あるときペットショップから一匹の竜を引きとり、ドラゴン・プーと名付けて飼いはじめたが、人間の10倍というその食事量によって、冬を迎える前に家の食料が底を尽いてしまったので、ドラゴン・プーと共に食料探しの旅に繰り出した。
見つけた先から食べ尽くし、みるみる大きくなっていくドラゴン・プーのために旅は難航したが、人々を困らせていた大魚に遭遇すると、見事に退治し、持ちかえることに成功する。
大魚に加え、それが吐きだした船に積まれていた食料までを得たアントン・ベリー少年は、もう一つ、それまでにドラゴン・プーが食べた果実の種から木が育ち、家の周りに茂ったことで、もう二度と食べ物に困ることはなくなったのであった。
天沼春樹・文
出久根 育・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:5分
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