亡くなった祖父が、孫に語りかける。
なきすぎてはいけない、と。
それは、笑っていた彼が、駆けまわっていた彼が好きだったから、そして、亡くなったものは誰でも、生きているもののしあわせそれだけを、祈っているからだ。
私自身、昨年祖父を亡くし、とうとう祖父母ともに失ってしまってから、今日で丸1年が経ちます。
本書の言葉を借りれば「やさしいいのちのしくみ」の中で、時がその傷みを「わすれさせてくれ」ながら、それでも「あおいそらに とおいくもに かぜに まちかどに」、ふと思い出すことの多かった一年でした。
かなしい気持ちを、ふと静かに休ませてくれる良い絵本に出会えました。
内田麟太郎・文
たかすかずみ・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 2
読み聞かせにかかった時間:3分半
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