読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



みんな違って、それでいい。

今回の投稿タイトル。 読了とともに思ったのか、はたまた何かで見たフレーズを思い出したのか分かりませんが、まず浮かんだのはそんな言葉でした。
実際に、私たちは今回の作品に登場する主人公めいのように、趣味や興味を分かち合える仲間を求めてしまいがちですが、「友情」と呼びたくなるものの多くは、そのような相手との間ではなく、むしろ自分と「違っている」あるいは「似ているけれど違っている」相手との間にこそ、多く成立しているのではないでしょうか。
「自分と違う相手の、そのままを受け入れてみる」ということは、自分もありのままで良いのだと自らを解放してあげる生きやすく生きる、ことでもありそうですね。


『わたしがふたり』
斉藤栄美・文
大島妙子・絵
薦めたい学年:3年生~4年生初


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