サー・トーマス・マグパイのもと、騎士見習いとして住み込みで彼の世話係をしていたスナッフは、冒険を夢みるばかりで、仕事にも騎士道にも一向にうだつの上がらない少年だった。
あるとき、サー・トーマス・マグパイに付いて、ブーツづくり職人のもとへ行くと、4人の大男から店中のブーツを盗まれる予告を受けていた店主に会うのだが、スナッフは店の大小・色かたち様々なブーツを用いた奇策をひらめいて、泥棒たちを撃退する。
初めての活躍によって、お礼として初めてのブーツと初めての馬とを得たスナッフだったが、何よりも嬉しかったのは、サー・トーマス・マグパイに初めて認めてもらえたことなのであった。
クウェンティン=ブレイク・作
谷川俊太郎・訳
薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:7分半
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