周りの動物たちにいつも同じこと、つまりその体の最大の特徴シマシマについて、聞かれて聞かれて聞かれ続けてきたしまうまの子どもは、ある日それに嫌気が差して、森を出た。
シマシマのある自分が一体どのような仕事に向いているのか、町で働くほかの動物たちを見て考えようとした彼は、まず自分をよく観察し、得意なことや好きで夢中になれることを見極める大切さを学び、また、他者の役に立ちたいとも思いはじめる。
森に戻った自分のもとへ集まり、自分とおしゃべりしたがる動物たち、そして旅の途中で出会った観察眼に優れたデザイナー・銀ぎつねからの白衣のプレゼント、それらをヒントにして、しまうまの子はそこから先を生きていくように思われたのだった。
トビイ=ルツ・作
薦めたい学年:2年生~3年生初
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