読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



キノシタキノコさん

最近もの忘れがひどく、家族を困らせてしまうこともあるおばあちゃん。
ある時、散歩へ行ったきり一晩失踪した彼女は、かご一杯のキノコを手に、ひょっこり帰ってきたのだが、それは見知らぬ土地の公園で知り合ったキノシタキノコさんというおばあさんからの、美味しいいただきものだった。
気ままな生活を送る二人のおばあさんの交友を眺めるばかりで、大人にとっては退屈な内容だが、こどもたちはキノシタさんの生活にこころ踊らせるに違いない。

ナンセンス・ストーリーは、教室のこどもたちも大好きです。
しかし、この類の図書は読書レベルに関係なく、~8歳までの子が親しむもののように思います。

小園江圭子・文
井上洋介・絵

薦めたい学年:1年生~2年生半ば


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