読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



こひつじクロ

ある山の向こうに住み、羊の世話をしながら、とれた真っ白ふーわふわの毛であみものをし、それを売るおじいさん。
そんなおじいさんの羊の中には、全身黒い毛で覆われながら、いつもみんなと同じ白い毛に憧れ、悩み、考えごとをしている子羊のクロがいたのだが、おじいさんは常に「そのままでいいのだ」と伝え続けてきた。
ある日、突然の嵐におじいさんは慌て、羊の群れとはぐれてしまうのだが、クロはその黒さのために再会の目印となることができたのだった。

エリザベス=ショー・作  ゆりよう子・訳

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1


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