読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



まじょのめざまし

朝寝坊の常習犯まさゆきは、ある朝近道のために通り抜けようとした家の庭で、おっかないおばあさんに会い、ネコの形をした目覚まし時計を渡される。
時間になると鳴き立てるばかりか、ひっかき、噛みつき、何がなんでも起こしてくるこの目覚ましは、実は捨てネコにおばあさんが魔法をかけたものだったが、まさゆきはこれを「トラノスケ」と名付け一緒に暮らす中で、すっかり朝寝坊を直すことができた。
そのため役目を終えたトラノスケは、ある日姿を消したのだが、いつしか頑張ることの大切さまで身につけていたまさゆきの心が、再びこの一人と一匹を引き合わせたのだった。

茂市久美子・文  浜田洋子・絵

薦めたい学年:2年生~3年生初


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