自らの出生とともに母を亡くし、最愛の祖母までを失ったリュシーは、新しい家族にも馴染めず、家族の迷惑者になりかけている自分にも行き場のないもどかしさを感じていた。
そんな時に、まるで追い出されるかのようにサマースクールに行かされることになったものだから、リュシーは怒りの“ストライキ”を敢行することになる。
ひとところに押し黙り、思い出とすごす夏も半分が過ぎようかという頃、初めて気が付いた新しい家族の想いと、リュシーの彼らへの想いとが、おばあちゃんの形見の小鳥「サクランボちゃん」とともに、少しずつ彼女の心を“素直”へと導いていくのだった。
アメリー=クーテュール・作
末松氷海子・訳 小泉るみ子・絵
薦めたい学年:3年生後半~4年生
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